浦和岸町の家

写真 : 西川公朗

自宅兼アトリエである。環境のよい古くからある住宅地に、新たな居住者として身をおくにあたり、街とつながる解放感とプライバシーの両立を図った。構造体でもある両サイドの列柱は、外部からの視線をほどよく遮り、一本のもみじを介して街との関係性を保つ中央の大開口を可能とした。室内からの眺望は断続的に確保し、スリットからは心地よい光と風を取り込んでいる。夏は日射を遮り、冬の日中は暖房を必要としないほど部屋を暖めてくれる。

施設概要

  • 建築主

    宮原 亮

  • 所在地

    さいたま市浦和区岸町

  • 構造規模

    木造-SE工法 地上3階/地下1階

  • 延床面積

    104㎡

  • 施設内容

    自邸兼アトリエ

  • 竣工年月

    平成17年(2005年)5月

  • 受賞

    さいたま市景観賞受賞